忍者烈伝を読んでみて
こんばんわ、KOHです。
このブログを始めてからまだ読んだ本の感想とか書いていないなと思い、ちょっと前に読んだ小説を紹介していこうと思います。面白かったので是非読んでほしいので、ネタバレがあまりない程度に書いていこうと思います。
人物について
タイトル通り、戦国時代に活躍した忍者のお話です。皆さんは忍者といえば、誰を思い浮かべますか?有名な名前と言えば、服部半蔵、猿飛佐助、風魔小太郎あたりですかね。ですが、今回は加藤段蔵という忍者のお話です。Fate Grand Orderをやっている方がいれば、ピンと来た方もいるでしょう。あの加藤段蔵ちゃんです。
加藤段蔵・・・戦国時代の忍者の1人。幻術が有名で多くの幻術を披露したとされています。有名な話としては、戦国武将の1人上杉謙信の部下の家にある刀をとってくる(士官のための力試しですね)際に、刀だけではなく寝ていた童女まで一緒に持ってきた、というのがあります。忍者として怖ろしい程の腕前を持っていたということになりますね。
仕えてた武将も長野業正(今の群馬県にある上野の箕輪城主。何度も武田信玄の侵攻を6回も破った名将です)、上杉謙信、武田信玄と3人の有名な武将に仕えていました。
最期は哀しいと言いますか、歴史の戦国時代としてはまだまだ初めで、合戦として有名な桶狭間の戦いもまだ始まっていません。そうそう考えると個人的には、能力もあって勿体無いなあって感想があります。
ストーリーの感想と見どころ
ストーリーとしましては、加藤段蔵が子供の頃に修行して、多くの場所を転々としつつ忍者として生きていく内容です。決して楽な道ではなく、正直に言うとどこで力尽きてもおかしくはありません。他の忍びに命を狙われつつも、切り抜けていく姿はドキドキしました。
また、定住している場所がほとんどなく、育てられた家を出て京都、上野(群馬県)、越後(新潟県)、信濃(長野県)、と様々な場所にいます。そんな中でも加藤段蔵は、五徳又は私欲のために術を使わない、ということを心にしていました。意外だと思ったことは、武器の使い方や術の修行だけではなく、書物も学んでいるところですね。忍びだからこそ必要かもしれません。
そして、見どころは繰り出す幻術の数々ですね。個人的には一番読んで面白いってところです。有名な幻術として呑牛(牛を呑み込む)、木を育てて開花させるがありますが、笹を魚に変えるなんてものもあります。幻術なだけに幻想的な内容が多く、見ていて面白いです。興味を持った方は是非読んでほしいです。